最近「タナカホンヤ」さんに行って、とても好きになってしまった。
そのキロク。
先日、本×小金井プロジェクトをやってる方にお誘いいただき、谷中本屋遠足に行ってきた。
本仲間の案内で、谷中本屋さん巡り!しおりももらったよー( ´ ▽ ` )
— tsugubooks (@tsugubooks) 2017年10月8日
一軒目は、信天翁。「日本の古本屋」スタンプラリーもあった。集めてみる。#谷中本屋遠足 pic.twitter.com/oXQbwNkavg
しおりは、ぱんちゃん作。
こういうのがあると、テンションあがる。
谷中の本屋さんからはじまり、根津や千駄木、日暮里まで。
その時に連れて行ってもらったうちの一つが、タナカホンヤさんである。
【古書店&ギャラリータナカホンヤ】
場所:東京メトロ 根津駅から徒歩1分(HPにわかりやすい地図あり)
Twitter: https://twitter.com/tanakahonya
ブログ: http://blog.livedoor.jp/tanakahonya/
家探しをしていた2013年6月頃、BRUTUSを開いたら谷根千の本屋さんが載っていて、「へー谷根千っていいまちだなぁ」と思った覚えがある。今思えば、それがタナカホンヤさんの記事だったのだ。
タナカホンヤさんは、よく「こどもが学校帰りに寄っていく場所」「近所の人がふらりと来ておしゃべりを楽しむ場所」と書かれている。
「コミュニティ」「まち」は自分の中の重要キーワードだったので、惹かれた。と同時に、コミュニケーションが苦手なわたしにはなんとなくハードルが高い場所だと思ってしまった。そして、なんとなく行かずに4年が過ぎた。
(もともと出不精&人見知りなので、そんなに新しいお店には行かない。)
先日。
本屋遠足で連れて行ってもらう。
大好きになってしまった。
(こういうことがあるから、本屋さんには行ってみないとなぁ、とあらためて思った。「文字情報で知っている」のと「行って感じたことがある」は、全然違う。)
本棚は低く、扱っている本の冊数も多いわけではない。いや、はっきりいって、少ない。しかし、その分、じっくり時間をかけて全ての背表紙を眺め、本を選ぶ…そんな贅沢ができる。
その余裕(余白?)が、店主との会話につながったりするのかもしれない。
置いてある本は、アートや写真集、エッセイ、海外文学、思想、紀行、建築などなど、多岐に渡る。「うちはこのジャンルでいく!」という強い主張は感じられなかった。
ただ、「トラベルガイド」とかそういったものとは違う「旅本」が置いてあるなぁという印象を受ける。勝手にわたしが「旅本」に分類しているだけだけど、その土地と結びついた思想、だれかの日常がしっかり描かれているエッセイ、人に出会いたくなるような人々の写真集。そんな本たち。
店主は今っぽいおにーさんだけど、「素敵な暮らし」よりも、「ありのままの、そこに住む人たち」を見るほうを好む人なんだろうか。
しばらく居て、本を買って、写真を撮らせてもらって。
(店主の似顔絵。おおらかさがよく出ている)
ここ、古本屋さんじゃないよ!!
と思った。
(もちろん、いい意味で。)
ゲストハウスのよう。
帰って、ブログを読む。
あのお店の空気の秘密を知りたい。
好きになったら、とことん、なのだ。(オタク気質)
ブログ: http://blog.livedoor.jp/tanakahonya/
BOOKSHOP LOVER連載: ぼくのタナカホンヤ
ブログも連載も、お店の空気を同じだった。
おおらかでカオスで好き嫌いはあっても排他的ではなくてナマモノで人がいて音楽と美術があって。冗談もとぶ。
ツアーの旅ではなく、ふらりと行く現地を感じる旅が好きな人に、オススメの本屋さんです。ぜひ旅するように、ふらりと訪ねてみてください。
◎購入した本:島尾敏雄さんの単行本『日の移ろい』
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「Dive in books!」という本イベントのお手伝いをしています♪( ´▽`)
11/11は、ぜひ根津へ!
HP: http://diveinbooks.wixsite.com/diveinbooks
Facebook: https://www.facebook.com/Diveinbooks/