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tsugubooks

会社員が、週末本屋さん・tsugubooksをしてみたキロク。清澄白河と下北沢での本屋さん活動や、本の旅のことを。少しずつ整えていきます。

伽鹿舎新刊『世界のすべての朝は』を愛でる。

伽鹿舎の新刊『世界のすべての朝は』が届いた。とても美しい。自慢したい!!!!少しでも多くの人に見てみてほしい、触ってみて欲しい!!!!!
と言いたいためのエントリー。

装丁とか全然詳しくない。なので、専門的なところは、全くわからない。
(最近の本の“モノとしての価値”論も、わかるけど、自分としては読みやすければ良い。そこに、かわいい・美しいが追加されたら、なおいいよねー程度。)

ただ、雑貨や紙が好きで、その延長で伽鹿舎の装丁やカバーが大好き。うっとり。
雑貨好き・紙好き仲間に、伽鹿舎の本を知ってもらえたら。

新刊『世界のすべての朝は』

( パスカル・キニャール 著・高橋 啓 訳)

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向かって左が特装版、右がライブラリー版(QUINOAZ)。
ライブラリー版も充分凝ったデザイン。
どちらも触ってみて欲しい、撫でてみて欲しい!

印刷は、いつもの藤原印刷。こんなデザインを発注するほうもするほうだけれど、受けて作ってしまう藤原印刷さんすごい。

特装版

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左上:ケース。この透け感が完璧。(小説本体ではなく)こちらに書名がある。
右上:小説本体。「仮フランス装」というらしい。
下 :コメンタリーブック。訳者あとがき・解説、若松英輔さん・岡和田晃さんの解説、手嶋勇気さんのドローイングを収録。

 

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手嶋勇気さんのドローイング(なんとフルカラー!)を目にしながら、解説を読む。

 

あーーーうまく写真撮れないのがもどかしい・・!

こちらの方の写真だと小説の表紙の模様がアップでよく見える。

気持ちわかります!愛でていたいですよねっ!!

 

裏表紙も必見!

「隠れミッキー」的な・・こういうの好き。もう。

 

 仕様

ライブラリー版(QUINOAZ)

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HPとかで書影見ただけだとわからないのだけれど、上は折り返してあるんですよ!!
折り返してある部分は、つるつるすべすべ。
対して白い部分は、触り心地のイイ紙。これ何という紙なんだろう。

 

そして白い部分をよーく見ると・・・写真で見えるだろうか。
こちらのほうがわかるかもしれない。

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模様がうっすら見えるはず。よーく見て!!!!

 

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カバーめくってみると、こんな感じ。
これ裏ですよ、裏!!!
これが透けて、上の写真のように見えるのだ。

 見たい!触りたい!買いたい!

伽鹿舎の本ってどこにあるの?

伽鹿舎さんは、熊本の文藝出版社。
想いを持って、九州限定で販売されている。

「九州の人向けに作ってるんでしょ?」と言われたりすることもあるけれど、そんなことはなく、全国の読者に向けて作られている。販売箇所が九州限定ってだけ。

なので、東京のみなさんにもまずは興味を持ってほしい。

興味を持ったら、九州へ!
…というのもハードルが高いので、東京で出会う方法を書いてみる。

 

★九州限定の背景を知りたい方は、HP読んでみてください。

 ▶︎ » 本恋う鹿は笛に寄る || WEB文藝誌 片隅-かたすみ- 伽鹿舎

せめて取り扱ってくれる書店には少しずつでも挨拶には行きたいし、並べてくださった本を確認にだって行きたい。だったら、主要メンバーの集まる熊本から、どうにか一万円以上を掛けずに日帰りできる範囲でなければ無理だ。単純に考えれば、九州の真ん中に位置している熊本からその円を描けば九州ということになる。

 だったら、九州にだけ卸せばいいのではないか。

九州限定の本である。ローカル雑誌なら聞く話だが、一般書籍でそんなことをやっているのはちょっと聞かない。スイーツがご当地限定で、キャラクターグッズがご当地限定なら、じゃあ本だってそうしたって良いんじゃないか。
 これは、思いついてしまえば実にいいアイデアのように思えた。何より面白い気がした。「片隅」からの逆襲である。たまには首都圏のひとびとに手に入らないと呆然とする体験をしてみてもらってもいい。首都圏コンプレックスと、言わば言え。「片隅」の我々は、首都圏でしか手に入らないものの為に死に物狂いでやりくりをして首都圏まで出掛けて行くのである。欲しいもののためなら、人はそのくらいのことはやる。そのくらいの情熱を持ってもらえるような、そんな本を作れたら最高じゃないか。

本屋さんは、売りたいものを売らせて貰えない。
 だとしたら、伽鹿の本だけでも、九州の本屋さんが売りたいだけ並べさせてあげられたなら、今までずっと本好きの我々を支えてくれた地元の本屋さんたちにだって、多少の恩返しにはなるに違いない。
 無論、それには伽鹿の本が、本屋さんが並べたい本である必要がある。

ひなた文庫と提携している東京の本屋さんで出会う!

熊本・南阿蘇の古本屋「ひなた文庫」さんと提携している、「H.A.Bookstore」には、実物が置いてある。
ここで一度、見て、触らせてもらって。気に入ったら、ぜひ“お取り寄せ”を。
特装版、ライブラリー版ともに可。

 仕組み ▶︎伽鹿舎×ひなた文庫×H.A.B - H.A.Bookstore-本屋/取次/出版

出版社から直接自宅に届く、というよくある方法に比べてだいぶ手間が多いです。
ただ、「九州の本屋さんでしか買えない本」という伽鹿舎のスタイルを崩さず、あくまで九州の本屋さんの受け取り窓口としてH.A.Bookstoreがある、という方法をとりました。
「ひなた文庫」さんから本を買う、そして熊本に行ったときには、ぜひひなた文庫さんに立ち寄ってください。

東京にいながらにして、ひなた文庫さんの常連さんになれるという画期的システム!
いつか南阿蘇に遊びに行って、「いつも本買ってます」って言いたい。 

★HABへのアクセス

 ▶︎Google Map

都営大江戸線「蔵前駅」から:A5出口より徒歩5分
都営浅草線「蔵前駅」から:A3とA4の間の出口(こっちは1度しか使ったことがないので思い出せない・・地図ではわからず。どなたか教えてください!)から3,4分

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この看板が目印!

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階段で4階まで。

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ドアが閉まっていることも。思い切って開けて!!!

 

★ちょっと寄り道・Readin'Writin'へ!
HABから徒歩10分以内で行ける新しい本屋さん・Readin'Writin'。寄るしかない!
HABの階段を降りたら、左へ。そのまま大きな道路(国際通り)をずーーーっとまっすぐ。「田原町」駅に着く(交差点「寿四丁目」の)一つ手前の細い道を左折し、少し歩くと左手に見える。
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入口

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本や読書をモチーフとしたポストカード。お店を描いたものも。

★双子のライオン堂へのアクセス

 双子のライオン堂でも、“お取り寄せ”ができる。
 ▶︎Google Map

東京メトロ千代田線「赤坂駅」から:6番出口より徒歩5分
他に、都営大江戸線「六本木駅」、東京メトロ日比谷線「六本木駅」、東京メトロ銀座線「赤坂見附駅」、東京メトロ南北線「溜池山王駅」から、それぞれ徒歩10分で行けるそう。

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この扉が目印。実際にお店の前に立と手をかけると、本を開くような気分になれる。

いきなり買っちゃう!

実物見てないけど、買ってみよう!という方も、いるかもしれない。
そんな方には、通販を。

参考 ▶︎» 『虐殺器官』の伊藤計劃が愛した作家パスカル・キニャールの世界 || WEB文藝誌 片隅-かたすみ- 伽鹿舎

九州の書店から通販

上の参考ページをずっとスクロールしていくと、「■九州外への通販受付書店」という一覧がある。ここから好きなところを選んで、連絡。代引きで購入したい方には便利。

「送料や代引き手数料かかるしなー・・」と迷っている方!!!
九州までの交通費を考えたら、安いもんではないですか!!!!
「航空券代浮いてラッキー」と思考を転換したいところ。

なお、特装版は購入できない。通常版のみ。

伽鹿舎から直接通販

実は、直販もしている、伽鹿舎。特装版も買えますよ!

あと、「鹿オーナー」になるのも手。

 ▶︎伽鹿舎 - SPIKE

鹿オーナーになると、自動で本が送られてくる。(コースにより対象本が異なる。)

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本には、「オーナー様」というお手紙が添えられていた。
伽鹿舎代表・加地 葉(かじ よう)さんの文章。加地さんの文章は、美しくて、なめらかで、読みやすい。印刷の手紙とはいえ、ちょっとした読み物のようで、大事に読んだ。

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こちらは、伽鹿舎から送られてくる時の封筒。かわいい…。
紙モノ好きにはたまらない…開けるの緊張。

 

 

tsugubooksは特装版も通常版も買いました。
ご興味あるお知り合いの方は、お声がけください。「見たい!触りたい!」大歓迎です。いつでも持っていきます!!
(一応書いておくと、実は、最近伽鹿舎のお取り扱いをはじめました。「HAB×ひなた文庫」スタイルで、「tsugubooksで注文、長崎・ひとやすみ書店さんから買う」ことができます。詳細は、今後…。なお、扱いは通常版のみになります。)

 

というわけで、伽鹿舎新刊への愛を語ってみました。

雑貨的な観点から入る本があってもイイと思うのです。
海外の文学作品の入口にぜひ。